みもざ日記

しがない院生(女子)の記録

初めての選択

思えば、幼い頃から私は何をするにもみんなの様子を窺ってからだった。

 

幼稚園でおもちゃを選ぶときも、友達とおやつをを食べるときも、みんなが決めてから自分のを決めていた。

小学校の徒競走では、みんなが走り出してから走っていたから、いつだってびりだった。

そういえば、じゃんけんも後出しばかりで怒られていたっけ。

鈍臭くて要領の悪い、そんな子どもだった。

 

f:id:mimosajaune:20220402191238j:plain

 幸いにも小学校の勉強では全く苦労しなかったけれど、中学生になるとやっぱり出遅れて、初めてのテストでは平均点以下の教科がほとんどだった。成績のいい友人の真似を始めたら、やっと点が取れるようになっていった。

真似をしないと何もできない、そんな中学時代だった。

 

高校生になり、本格的に将来のことを考えることが増えた。進学校だったので必然的に大学受験を意識したけれど、その先のことなんて全く思いもよらなかった。勉強は好きだけれど、社会に出て働く自信がない。そんな消極的な理由から、大学卒業以降も学びを広げることに興味が湧いた。高校生になり、本格的に将来のことを考えることが増えた。進学校だったので必然的に大学受験を意識したけれど、その先のことなんて全く思いもよらなかった。勉強は好きだけれど、社会に出て働く自信がない。そんな消極的な理由から、大学卒業以降も学びを広げることに興味が湧いた。

 

 大学に入学すると、これまで交流してきた人とはタイプの違うさまざまな人に出会った。色んな価値観に触れ、授業だけでなく、部活動やサークルでさまざまな出会いがあった。英会話を楽しむサークルでは、人見知りでコミュ障な私でも、初対面のインバウンド客を相手に楽しく日本の名所を紹介できた。そしてやっぱり、友達づくりには出遅れたけれど、信頼のおける大切な友人を得ることができた。

 

 美容やおしゃれにも、力を入れるようになった。大学入学とほとんど同時に覚えたメイクは、クラスのみんなより垢抜けなくて悩んだけれど、コスメも服も似合うものを探したら、自分らしく楽しめるようになった。

 

 本や音楽も、流行っているものはとりあえず取り入れないと、真似しないと、と思ってきた。けれども、心から好きではないものを楽しむのは、私には向かなかった。そして好きなものをひたすら追い求めることの心地よさに気がついた。

 

 なんでも周りの様子を伺ってから始めていた私だけど、気づけば自分流の、誰の真似でもない選択ができるようになってきている。

 

みんなが就職活動をするなかで、大学院進学を決めたこと。他人から見れば些細だけれど、紛れもなく自分で決めた大きな1つの選択だ。ここでの学びは、もう真似だけでは成り立たない。自分で考えて、その考えたプロセスを残していかなければならない。

 

自分の人生は、自分だけのものだから。1つ1つの選択に責任をもって、選んだものを愛したい。

 

 

 

スマホカバーも気づいたら人と被らない色選んでた🤭

カフェシリーズかわいいのでおすすめ♡